DALLE-3で生成
1. はじめに
こんにちは、AI Shiftの友松です。この記事はAI Shift Advent Calendar 2024 の最終日、25日目の記事です。
AI ShiftのTechBlogは2019年の12月24日に開設し、そして、昨日12月24日をもちまして5周年を迎えました。毎年恒例となっておりますが、アドベントカレンダーの最終日を使わせていただき、1年間の外部アウトプットの振り返りを実施します。
過去の振り返り記事は以下のとおりです。
2. Tech Blog
まずはTech Blogに関して振り返ります。
2.1 投稿件数の推移
昨年までは主にAIチームが主体となり、AI Shiftのコーポレートサイト上でTech Blogを執筆していましたが、2023年後半からはDevチームもZennにてTech Blogを開始しました。
今年は全体で84件と昨年から大幅に件数を伸ばすことができました。また、これまでAIチームでメインで書いていた機械学習やAIに関連する記事に加えて、Devチームによるソフトウェアエンジニアリングに関する話題も増えて内容に厚みが増しました。
2.2 2024年執筆の記事ランキング
今年掲載された記事の中から、コーポレートサイトではアクセス数が多かったもの、Zennではいいねによる反応が多かったもののトップ5をそれぞれ紹介します。
コーポレートサイト
順位 | タイトル |
---|---|
1 | 高効率のLLM学習手法ReFTを試してみる |
2 | kotoba-whisper, ReazonSpeech, Nue-ASRの文字起こし性能を比較してみた |
3 | OpenAI ChatGPTの出力の尤もらしさをトークンレベルで可視化する |
4 | airllmを使ってT4で70B LLMの推論を実行してみる |
5 | spacy-llmで色々なNLPタスクをzero-shotで解いてみる |
Zenn
順位 | タイトル |
---|---|
1 | Honoを使い倒したい2024 |
2 | [React] 新規作成画面と編集画面の実装で気をつけていること |
3 | Reactが初回マウントされるまでの仕組みを理解する |
4 | 新規サービスのバックエンド開発で3ヶ月経ったので、試した技術や取り組みをまとめてみた |
5 | TanStack Router(& Query)はSPA開発で求めていたものだった【Reactのルーティングとデータ取得】 |
2.3 Advent Calendar
今年で4年目となるAdvent Calendar 2024も無事1日も途切れること無く完遂することができました。今年はDevチーム、AIチーム、そしてリスキリングのコンテンツチームも加わって開催できました。どの記事も読み応えのある記事なので、ぜひ改めてご一読いただけると嬉しいです。
過去開催のAdvent Calendarのリンクは以下のとおりです。
3. 学会
今年は事業的なフェーズもあり、投稿件数自体は昨年までと比べると5件と減っていますが、取り組み内容のシャープ化や、国際学会への投稿へのチャレンジもできました。(まだ未発表ですが、国際学会の採択リリースも近々出せればと思います。)
2025年もすでに言語処理学会に向けた論文執筆を進め、積極的に学会投稿もチャレンジできればと思います。
学会 | タイトル | 著者 |
---|---|---|
言語処理学会第30回年次大会(NLP2024) | RAGにおける自己認識的不確実性の評価 | ◯二宮大空, 戸田隆道(AI Shift) |
同上 | RAGにおけるLLMの学習と評価:FAQタスクへの応用 | ◯長澤春希, 戸田隆道(AI Shift) |
同上 | LCTG Bench: 日本語LLMの制御性ベンチマークの構築 | ◯栗原健太郎(AI Shift), 三田雅人, 張培楠, 佐々木翔大, 石上亮介 (サイバーエージェント), 岡崎直観(東京工業大学) |
第15回対話システムシンポジウム(2024) | リアルタイム性と柔軟性を兼ね備えた音声対話システムのための軽量かつ高速な処理手法の検討 | ◯大竹真太(AI Shift) |
同上 | 模範的なクレーム対応のモデル化のための二話者間の通話分析 | ◯東佑樹, 干飯啓太(AI Shift) |
学会発表・参加に関するブログも執筆しておりますのでぜひご参照ください。
- 言語処理学会第30回年次大会(NLP2024) でAI Shiftから3件の発表を行います
- 言語処理学会第30回年次大会(NLP2024) 発表報告
- 日本音響学会 第151回(2024年春季)研究発表会 参加報告
- YANS2024参加報告
- 第15回対話システムシンポジウムで発表します
- 【AI Shift Advent Calendar 2024】第15回対話システムシンポジウム参加報告
4. 登壇&冊子掲載
今年は外部登壇も積極的に行うことができました。弊社社員が登壇した内容をまとめました。一部資料や動画を公開しているものもありますので、ぜひ御覧ください。
発表日 | 登壇場所 | タイトル |
---|---|---|
2月16日 | React LT会/都内の会場決定!HRBrain 東京オフィスにて開催! | TanStack RouterはSPA開発の選択肢になるか (+TanStack Query) |
3月27日 | フロントエンドTechCafe〜春のBun祭りLT会〜 | BunがCommonJSをサポートする理由 |
4月18日 | Muddy Web #8 ~Special Edition~ | 新規開発と並走したリファクタリング戦略 |
5月11日 | TSKaigi 2024 | TanStack Routerで型安全かつ効率的なルーティングを実現 |
5月23-24日 | Oracle Developer Days 2024 | サイバーエージェントの生成AIへの取り組み |
5月24日 | 初夏のJavaScript祭り @株式会社タイミー&オンラインハイブリッド | TanStackで効率的なルーティングとデータ取得を実現 |
6月22日 | Scrum Fest Osaka 2024 | GPT - 振り返りフレームワークKPTをちょっとKAIZENしてちょうど良いフレームワークに。 |
6月25日 | めぐろLT #16 「みんなのオーバーエンジニアリング供養」 | マインクラフトのコマンド圧縮の効率化を考えたら、40年前の論文のアルゴリズムを実装することになった話 |
7月2日 | W&Bファウンダー来日 & Nejumiリーダーボード3 - W&Bミートアップ #14 in 東京 | LCTG Benchの設計思想と今後の期待 |
8月4日 | 若手エンジニアLT & 交流会 | スプリントレトロスペクティブ 目的・やり方・勘所 |
同上 | React19のAction APIによって変わる非同期状態管理のあり方 | |
10月29-30日 | CyberAgent Developer Conference 2024 | サイバーエージェントにおける生成AIのリスキリング施策の取り組み |
同上 | 新卒1年目が向き合う生成AI事業の開発を加速させる技術選定 | |
同上 | Argo Workflowsで構築するLLMを活用したコールセンターの自動要約プロダクトの立ち上げ | |
12月 | 月間コールセンタージャパン 2024年12月号 | ACW省力化とCX/CS改善を一挙に実現?!生成AI活用の“一丁目一番地” |
5. コンペ参加
2024年8月31日まで開催されたNishika株式会社様によるコンペ「【音声認識コンペ】文学作品の音声を 文字起こししよう!」に弊社チームで参加し、2位にランクインすることができました。コンペ結果の詳細に関してTech Blogにまとめておりますのでぜひ御覧ください。
6. 終わりに
今回は、AI Shift Tech Blogが5周年を迎え、2024年のTech Blogおよび学会発表について振り返ってみました。また、本日でAI Shift Advent Calendar 2024の最終日を完走することができました。ありがとうございました。
2024年も弊社Tech Blogをお読みいただきありがとうございました。この記事が年内の最終記事となります。
AI ShiftのTechBlogの投稿件数は累積で308件となりました。年末年始でお時間有りましたらぜひ人気記事を中心にご覧いただけますと幸いです。
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皆さんよいクリスマス/年末をお過ごしください。